●5/24 

朝、会社の駐車場に見知らぬオジサンの姿を見たのです。

クルマを降りて会社の入り口に向かって歩いておりましたら、知らないオジサンがしゃがんでいたわけでございます。部外者は立ち入り禁止でございますから警備員に知らせなくてはなら、ならな、え?オジサンどうして半ケツ出してるんだろう。

美しいぼくにとって、美しくないものひいては醜いものは罪であり害毒でありこの世のものであってはならないのです。それがまさにぼくの視界に飛び込んできやがったわけです。ああ、なんて腹立たしいんでございましょう。一刻も早くこの場を立ち去りたい!

そうしてその場から逃げるように早足で立ち去ろうとするぼくの背後で、

―――ブピ。

もう腹立たしくて腹立たしくて涙がこぼれ落ちましたよ。早足で涙流しながら入り口に向かいましたよ。

―――ヌカヌカヌカ、フスゥー・・・・・・パブ。

ああああああああああああああ。(沸点)



※お食事中だった皆様へ・・・
  「今夜は液状の本格カレーで決まり☆」


●5/23 

最近はファミリーレストランなどで”ウェットティッシュ”みたいなお手拭きを出すお店が増えてきましたよね。
あれはどうしてなのかを考えてみたのでございます。

布のおしぼりには「温」と「冷」がございます。真夏のクソ暑いさなかでも「鬼温」という喫茶店とかありました。カオに乗せて0.5秒でテーブル膝蹴り20回という拷問サービス。逆に真冬でも凍えきったおしぼりを提供するお店。使う気にならん。これらはクレームを呼ぶ例。
逆に夏はガチ冷え、冬はホットなどにしておきますと、間違いなく「うぃー。」とかいって手以外を拭くヤツがいるのですよ。カオです。あ、クビもいっちゃうんですか。あ、あ、耳のミゾとか穴はヤバいっス。それを回収するウェイトレスの身に・・・!マジっすか!鼻の穴までいっちゃいますか。てゆーか、付着してる。なんか。
―――という適温ならではの悲劇とかあるわけです。

で、ちっこくて常温なウェットティッシュみたいなやつにシフトしていってると思うんですよね。

―――という分析を、ヒゲの濃いエロビデ王・タナベくんがカオを拭いたらはがれなくなっちゃったウェットティッシュタイプのお手拭きと格闘している姿を見ていて思いついたのでございます。
タ、タナベくん。なんかいっぱいワタみたいのついてる。てゆーかものすごいからまってる!タナベくん!


●5/21 

年々、サッカー仲間たちがピッチを降りてゆきます。

マユツバ、といえば
「オレ、日本代表の○○と高校時代コンビやってん。」
「○○の××は、オレの後輩だったんやで。」
という”元”がつくサッカー小僧であったりするわけです。

ぼくもそんな甘美な記憶にしがみついているときがございました。そのときこそが人生の最も華やかなときであったかのように。

5月19日、Mクンの引退が報じられました。28年ぶりに日本をオリンピック本大会出場に導いた立役者としての名声。奔放な言動。居場所を失った悲劇。錆びついた天才。
時間は、ときの英雄であった彼を簡単に忘れさせました。

――どうすればいい。

ギリギリの決断。海外で再起し、日本での居場所をふたたび。最後の勝負。負けられない戦い。敵は己。

学生時代、某クラブと契約。慢性的なケガを圧してさらなる重いケガを発症し、出場機会なく1年を待たず解雇。
選んだステージはイタリア。名門クラブの入団試験にことごとく、しかも早々に落選。酒場の”賭けサッカー”が運営する草チームに拾われ、店のビールとパスタだけが報酬という底辺でサッカーをしていたことがございます。周りには元・ガーナ代表だの元・モロッコ代表など、場違いな仲間が一皿のパスタのために、そして真剣にサッカーに取り組んでおりました。これは本当に、ぼくが見てきた事実です。
「祖国に帰りたい。選手として帰りたい。」
純粋に、みんながそう願っている環境に、ただぼくはカッコいいサッカー経歴をつくりたいがために参加していたのです。高校時代にちょっとチヤホヤされた甘い記憶が、ぼくにつまらないプライドを抱かせていました。しがみついていた、というわけです。

1年後、ぼくはサッカーそのものに終止符を打ち、サッカーでの経歴などクソの役にもた立たないという環境、つまりシゴトに就きました。
サッカーでは通用していたはずの自分が、シゴトでは、社会ではまったく通用しない事実。それまでサッカーでしか自分の値打ちを高められなかった自分の狭くてちっぽけな人生観。

仲間たちは順調にプロ選手として頭角をあらわしてゆく中、ぼくとほか数人だけがネクタイつけて新社会人として「使えねぇ」だの「まだできねぇのか」だの、むしろ同期より低い、できない新人としてゼロから出発していたわけでございます。

「セキヤ、オレ、明日引退するんだ。でもシゴトとか決まってないんだ。もうどうしたらいいか。」
「引退しろって言われてる。オレもわかってる。でもクラブ側は人材はもう間に合ってるって。」

そんな仲間たちと、今、仕事をしているのでございます。
サッカーじゃあんなにイケたのにどうして、みたいな不器用な仲間ばかりでございます。
が、今では一日の長で”落伍者”から”先駆者”となり、かつての仲間と草サッカーを楽しむ余裕も出てきました。
そこには「勝つため」を宿命づけられたプロの世界の呪縛もなく、ひたすら「楽しむため」のサッカーがあります。

ぼくの知るプロ選手はあと10数人が現役で頑張っております。

悲しいことですが、今年のうちに決断を下すべく結果を求めて闘っている選手も少なからずいるのです。
回り道をしたけれど、人一倍プライドの高かったMクン。そのMクンが自分自身を見つめなおし、プライドよりも大切なものを見つけ、ラモス先輩の意志確認にも現役続行を拒んだ決意に、以前までのMクンとの違いを垣間見ました。

忘れられた、または錆びついたと酷評されても、Mクンはあの日のままのサムライだと思いました。日の丸と青いユニフォームを背負っていたころの青臭いサムライのままだと思いました。

Mクンが幸せな人生でありますよう!


●5/13 

彼女がいない。(笑)

えー、セキヤです。(笑)
笑えません。(笑)

会社の若手を自宅に招いて食事をしたのでございます。
家具とかちゃんと揃ってますし、家電もだいぶデザインに気を遣って”孤高の独身エリート”を気取っておるわけです。
ドラマに出てくるような部屋に憧れて(←田舎モノ)家具に、家電に費やした金額、Priceless。おカネじゃ買えない価値。さあパンツを脱ぎなさい。そしてそこに横になりなさい。

「これでおヨメさんがいないのがスゴイですよね」
「てゆーかカノジョすらいないからスゴイですよね」
「部屋、余ってますよねもったいない」
「こうなっちゃイケナイな、って思った」

彼女がいませんからね、ぼく。(笑)←珍妙なツルの求愛ポーズ


●5/7 

シゴト場の仲間とおサケを飲みに行ったのでございます。
仲間といっても新卒や2年目、3年目がほとんどでございましてぼくはその中の最年長、あるいは頼れるお兄様または戦場に咲いた一輪のセクシーな薔薇といった立場でございます。当方、セクシーです。超セクシーです。

まあそこで『理想の上司』という話題になったのでございます。
世間では星野仙一、北野たけしといった著名人が挙げられるそれでございまして、ぼくはいつ「セ、セキヤさんです。あは☆」などと指名されるかとドキドキしていたのです。片ヒザ立てて串焼きをクチャクチャやるのをやめて、突然クールにカラリとグラスの氷を回したりして準備したのです。グラスにプリントされた”ハイサワー”の文字がクールです。

・セキヤさんって、カッコイイと思うけどホモっぽい。
・ケッコンしてない上司って、どうかと思う。
・歩き方がホモっぽい。
・仕草がホモっぽい。
・え、ホモちゃうんですか?

理想の上司論が、いわれのない個人攻撃に変わってゆく瞬間を目の当たりにしました。素で泣きました。両手のひらでカオを覆って泣きました。レースの手袋も投げつけました。さよなら。



   

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